2013年5月27日

ランナーズパラダイス!坂のまち宮前

第1回 鶴喉坂から生田緑地へ

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広島に住んでいた私の義父が私の住む宮前区の家に遊びに来るたびに「ここは坂が多いなぁ」と口癖のように言っていました。そう言われるたび少し肩身の狭い思いをし、また平坦な町をうらやましく思ったものです。ところがある日ランナー仲間の埼玉に住む友人から「宮前区は坂が多くていいですよね。ランニングのトレーニングにはもってこいじゃないですか。僕の町なんか平坦で練習の効率がよくないんです、坂道がうらやましいっすよ」と言われたのです。「ええっ?」一瞬耳を疑いました。そうなのか、坂が多いということはランニングのトレーニングに最適なんだ!まさにコペルニクス的な価値観の転換の瞬間でした!この事件以来市民ランナーの私にとって宮前区はまさにランナーズパラダイス、あちこちにある坂に感謝して走り続けています。

ここではこれから数回にわたって「楽しくランニング力をアップさせてくれる」坂道とそこから続くコースを紹介していきます。どうぞお楽しみに。

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最初に紹介するのは子母口宿河原線の鶴喉坂です。「神木不動」バス停付近から「切通し上」バス停付近までのつづく500mほどの坂です。「つるのどざか」と読んでしまいそうですが、道路脇の標識をみると「つるがいざか」とあります。昔、この坂の周辺は「鶴ヶ谷」と呼ばれ、鶴の首(喉)のような谷戸だったことから平成12年に制定された愛称とか。古風な名前に感じますがずいぶん最近命名されたんですね。神木本町方面から登ると左に緩く曲がりその後右に大きく曲がりやがて頂上に達します。いつも走り登る私にとってはこのゆるいS字カーブが鶴の首の優雅な曲線に思えます。

この坂は緩すぎず急すぎずランナーとっては心地よい坂です。私の場合、調子のよくないときはゆっくりと、マラソン大会が近づいてきてしっかりトレーニングしたいときは速めに走り抜けます。坂の途中には等覚院というつつじで有名なお寺があり、満開の季節には寄り道して目にも鮮やかな境内の景色を楽しめますよ。

等覚院

「切通し上」バス停を過ぎると宿河原方面に向かって一気に風を感じながら坂を下ります。坂を降りきったあとの十字路を左折すれば生田緑地へ向かうことができます。直進すれば宿河原を経て多摩川のサイクリングロードにでることもできます。どちらのコースを選ぶかはあなた次第。鶴喉坂から広がるランナーズパラダイスを一緒に楽しみませんか。


柳澤 大介

柳澤 大介(やなぎさわ・だいすけ)

宮前区宮崎在住の会社員かつ一市民ランナー。友人に誘われ3年前にフルマラソン初参加。42.195kmという人知を超えた?距離に圧倒されつつも何とか4時間台でゴール。それ以来走る魅力に取りつかれ、年に数回フルマラソン、ハーフマラソンに参加して自己の限界に挑戦中も最近手抜き(足抜き?)で記録停滞中。みやまえ@まち協の記事を書くことになり自分を追い込むことになりそうで怖いのですが……。

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