2014年6月18日

ご近所歴スポ in 宮前

第2回 長尾界隈の
歴史スポットを歩く

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今回は宮前区の外れの長尾界隈の歴史的なスポットを歩いてみました。5月の初旬の頃、王禅寺道付近の上作南原バス停を振り出しに、王禅寺道の傍らに建つ、庚申塔(文化12年銘記の)が有りました。これは道標も兼ねていて「東二子道」「西王ぜんじ道」「北ふちゅう道」と銘記されています。気が付かないと通り過ぎてしまいます。s-DSC_0007

王禅寺道の庚申塔より北の方向に540m程歩くと、谷長尾の鎮守として再建された、天満宮が有りました。この天満宮(赤城神社)は等覚院境内に有ったと言われていましたが、文政12年(1829年)に現地に再建されたと言われています。

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天満宮より途中の千手堂を経由し、約300m程行くと平瀬川のほとりに建つ庚申塔が有りました。この庚申塔は長尾・上作延村境に建つ安永8年(1779年)銘記の青面金剛像。庚申塔は講を3年間に18回継続した記念に建立される事が多い言われます。街道沿いに建てられる事が多いですが、賽の神として村境に建てられる事もあるそうです。

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この庚申塔を後にして、近くの平瀬川を渡り、東高根森林公園の横を通り、等覚院神木観音堂を経由して、約570mの傾斜のきつい柿ノ木坂を登りきると、東高根森林公園広場に出ました。さらに北、約460m程行き東名高速の喜津根橋を渡ったすぐそばに石造物群が有りました。喜津根坂は長尾村からや宿ケ原方面に連絡する坂で、東名高速の開通で分断されました。多摩丘陵を上る鯉坂に続く下り坂であったそうです。

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喜津根橋の石造物群を後にして、約570mで長尾小学校に着きました。更に、約720m程の道のりで等覚院に到着しました。等覚院は天台宗の寺で、本尊は秘仏の不動明王立、関東36不動霊場第6番札所。本尊前に立つ木造薬師如来坐像は室町時代前期の作と言われ、川崎市の重要歴史記念物に指定されています。新緑とつつじの開花時は見物客で大変にぎわいます。

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(平成26年5月8日に開催された、宮前区歴史文化調査委員会主催「歴史ガイドでまち歩き」の配布資料を参考にしています。)


時田豊彦

時田豊彦(ときた・とよひこ)

私は1940年(昭和15年)辰年生まれの一介の老人です。平成22年に退職後、健康維持とボランティア活動に目覚め、宮前区まち協、第7期より委員に応募し、幾つかの部会にも首を突つこみ、日々ボケ防止も兼ねて活動しています。宮前区内の小さなスポットを見つけて折に触れ、紹介しようと思っております。

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